ここからは小松市の実家から

台風23号が日本列島を縦断中、ここ石川県も22:00現在、その勢力
圏内にある。
私が住む石川郡野々市町は、付近に崖も川も無く、住居もアパート
の4階なので、まず被害が及ぶことはなさそうだが、実家は梯(かけ
はし)川のふもとで、不気味に水位が上がってきたとの報道を受け、
、念のためと駆けつけた次第。
もし避難勧告がでたときに、両親と祖母(94歳)、それに当店営業
部長(柴犬のさくら)を安全を確保せねばと思ったのだった。
アパートから実家まで約25km、さすがに交通量がまばらな国道を
安全運転で走行、風は強いものの雨はそれ程でもなく、ワイパー
を普通に動かせば視界は十分確保できた。
バイパスを降りた市道でどこからか転がってきた一升瓶のプラ
ケースを避けた他は、危険を感じることも無かった。
実家近くの梯川堤防にクルマを停め、窓を開けて水位を確認すると、
川岸の草むらはほぼ水没、危険水位まであと2mというところか。
ニュースで見るような、パトカーや消防団が様子を見守っているわけ
でもなく、周囲の住人も(私の実家も含めて)家でおとなしくしている
模様。
と、いまNHKのテロップで
「梯川の水位が上昇し、JR北陸線がストップ」
とのこと、まだ予断は許せないようだ。


日記の続き
実家に到着すると、いつものごとく柴犬のさくらさんが尻尾を振って
大歓迎、まったく状況を理解していないらしい(当然か)。
そこで一緒になってじゃれてしまう私も私なら、「もう寝るわ」と言って
さっさと床についてしまった両親も両親。
肝が据わっている、というよりは、未だかつて自然災害に遭遇した
ことのない人間は、「まあ今回も大丈夫でしょうよ」とタカをくくって
しまうものなのだ(自然災害が恐ろしいのはまさにこの点である)。


ともあれせっかく馳せ参じたので、もうしばらくニュースに目をやり
ながら、居間で守役を務めようと思う。


最後にこの台風で被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。
そして、現在コース上にある各地の皆さま、そして私と私の家族が
無事でありますように。