マイケル・ジャクソンと韓流ドラマ

夕食は小松の実家でご馳走になる。
さくら部長(柴犬)も相変わらずお元気、冬毛が抜け、だいたい夏毛が生えそろってきたようで、
人間よりも一足先に衣替え。
夕食を食べていると、いきなり母親が 「マイケル・ジャクソンあるわよ」 と言い出した。
2月19日、NHKBSでやっていた「洋楽ベストヒット番組を撮り逃した〜」という話をこの日誌で
読んでいたのだろう。
南へ北へ - いしかわや日誌 参照のこと
(読まれる私も恥ずかしいが、読んでる両親も結構恥ずかしいのではなかろうか)
両親はエルヴィス・プレスリーレイ・チャールズが目的だったようだが、ほぼ全編録画して
くれていたというわけ。何はともあれ感謝感謝。


そういえば今日、NTVの番組で「北朝鮮で、韓国のTVドラマがヤミで流通しており、当局が取り
締まりに躍起になっているという話題があった。


かつてマイケル・ジャクソンの「スリラー」のプロモーションヴィデオも、時のソヴィエト政府から
「麻薬を打たれ、操り人形のように踊らされている」
(なるほど、あのゾンビメイクは麻薬中毒者のメタファーというわけですか)
と「西側退廃文化の象徴」として扱われていた。
あれから20年以上、当のマイケル氏が「退廃的犯罪」の容疑で裁判を受けることになるとは、
当時のソヴィエト文化局員も夢想だにしなかっただろう。


共和国政府も
「南では若い男女の交通事故が非常に多いが、これは当局の交通政策が杜撰である証拠である」
「南では若い男女の記憶喪失が非常に多いが、これは当局による思想改造の副作用である」
「南では他人として出会った若い男女が実は兄弟であったと後から判明するケース(またはその逆)
が非常に多いが、これは当局が人身売買を奨励しているからである」
といった「韓流ドラマのガイドライン」を作成し、人心惑わされぬよう、注意を喚起している、
かも知れない・・・。