今日は小中学校の入学式
街のあちこちで、新入学生親子連れを目にした。
さすが古都金沢というべきか、特に小学1年生のお母さんは、華やかというよりかなり
派手な柄の着物を着た方が少なくない。
(日誌のネタにと)カメラを向けたかったのだが、最近の嫌な風潮に、さすがの私も
遠慮してしまった。
弁当を使う
わさびゴマ http://www.ishikawaya.com/shohin_shoku_tohofurikake.htm#wasabi
わさびのピリリとした風味が食欲をそそります。
また、わさびには抗菌作用があるので、お弁当に最適です。
ところで、「お弁当を食べる」ことを「お弁当を使う」というんですって、知っていました?
【いしかわや】わさびゴマふりかけ紹介文より
この「弁当を使う」という言葉、なかなか粋な日本語だと思うのだが、実際のところは「死語」で
あろう。googleで検索しても、384件しかヒットしない(これに対し「弁当を食べる」は39,900件)。
なんで唐突にこんな話をしたかというと、検査後、昼食に立ち寄ったラーメン屋さんで、
「魁!男塾」の第一巻を読んでたら、この「弁当を使う」という表現があったので、ちょっと
びっくりしたのだった。
一号生富樫源次が切腹されられるシーン、
「鬼ヒゲの授業中に弁当を使ったのがばれて」という台詞に、さすが「日本」を憂うマンガ家
宮下あきら先生だなあ、と感心しきり。
ところで、ラーメン屋さんでお昼を食べてる男性って、何故かみんな雑誌とかマンガから
目を離さずに箸を動かしているんだけど、そんなに時間が惜しいのかなあ。
私は、どうもお店の人に失礼な気がして、ラーメンを一心不乱に食べるようにしている。
(だからどうした、と言われても困るんですが・・・)
ホラーなホラー小説
ホラー小説のパターンのひとつに
「起」 怪現象がおきる → 「承」 おびえる → 「転」 合理的な解釈が得られ、安心する →
「結」 どんでん返し
といったものがある。
幽霊を見た、と思ったらなんだ柳の木か、と油断してその木に近づくと、実は柳の妖怪で枝に絡め
取られ死んじゃう、みたいな話。
私が読んだ中の一篇もその流れの話だったんだが、「転」の「合理的解釈」が仰天モノだったので
ちょっと紹介しようと思う。
主人公が幼い頃の恐怖体験を回想しながら。
−大人になった今ではすべてに理屈がつけられる。(中略)便所で見た姉は珍しい現象ではある
けれど幽体離脱だったのではないか? 姉もきっと私のように必死で尿意を堪えていたに違いない。
そんな時、たまに幽体離脱現象に見舞われる。便所に行きたいという願いが、もう一人の自分と
なって現れる。そういう事例がいくつもあることを私は本を読んで知った。−
「幽体離脱」を持ってきて「理屈がつけられる」って・・・。
便所を我慢してて「幽体離脱」というのもなんだかなあ、という気がするが、どうやらこの作者の
中では「幽体離脱」は「たまにある事実」として認定されているようなのだ。
えっ、と思い何度か読み返してみたのだが、ギャグで書いているわけでも無さそうだし。
私にとってはストーリーより、コッチのほうがよっぽどホラーなお話であった。
ちなみに作者は、○橋○彦氏、ああ、なるほど・・・。