最終出勤日

保険料支払いの関係で、期末の一日残し、30日が退社日。

朝は初めて工場の朝礼(事務部門とは別にやっている)に出させてもらい
退職のご挨拶。2年前、PCのメンテ中にうっかり超重要なファイルをデリート
してしまった件を再度詫びたり。

午前中はまだ退社を伝えていない取引先への電話を掛けまくり。
もともと人付き合いが淡白なせいか、人望の無さか、まあ大抵は「ふーん
がんばってください」というクールなリアクション。

そんな中でも、ひとりだけわざわざ商談も無いのに寄ってくれ、激励の
言葉をくれたN社のTくん、ありがとう、君の事は忘れないよ。

午後からはやり掛けになっていた社のHPのリニューアル。どうにかこうにか
夕方までに終了。

未だ後任は決まっていなかったために、私物をまとめ、書類を整理した
だけで、自分の机はそのまま残して行けたので、片付けは比較的すぐに
終わった。

17:30、部下のA子ちゃんの音頭で、花束贈呈式。そういやあ花を貰ったのは
前職の退職日以来だっけ、とキーを叩いたところで、ああ入院中にも貰った
なあと思い出した(あの時は「病室内は生花禁止」病棟だったので、その
ままナースステーションに飾られたのだが)。

性格的にあまり感傷に浸るタイプではないので、お涙頂戴という状況に
ならないのは良いことなのか悪いことなのか。

ただ、自分が放り出してゆく部署の皆の事だけは申し訳無く思う。

何も言わず(実際には何言かあったが)送り出してくれた皆のために、仕事
の成功を誓う。