実家がスタジオ

今日は昨日会社から持ち帰った商品を小松の実家に持ち込んで、HP掲載用の
写真撮影。
最初にパッケージ写真を1アイテムずつ撮る。社でもやってたんでこのへんは
お手のもの、のはずがこれも(サラリーマン時代と比べて)時間があること
が災いし、「納得いかんなあ」などと言いながら何度も撮りなおすことに。
しかも所詮は素人の悲しさで、取り直した分の出来が良いとは限らず。
おっとこんなところで時間を食うわけにはいかない。今日の本命は「調理
写真」だ。従来会社のHPでは、パッケージ写真のみで調理イメージはあまり
掲載されていなかった(手間がかかるから)。
写真撮りのお手本として、前に社の人からもらった「酒の肴」というムック
本を使い、青物(オオバ、三つ葉など)も揃えた。
まずは一夜干しの魚から。が、これがすぐに真っ黒になってしまい、(調味
料に砂糖を少し使っているので焦げやすいのだ)しかも1アイテム1袋と
サンプル代をケチったので代替はない。やむを得ない、フォトショップ
修正能力に期待しよう(結果は5月1日オープンのHPをご覧ください)。
ここまでで昼間の部は終了。焼いた魚は美味しく昼食にいただく。
夕方撮影を再開。ゲストとして叔父家族も招待し、試食会も兼ねる。
塩辛を焼き皿に盛り付けたり。カラーコーディネイトを妻にお願いして
(現在プロを目指してます)、上品な写真になったと思う。
つづいて、「このわた」、「くちこ」など。珍味の中の珍味といわれている
この二品、実は私も(珍味会社に7年も居ながら)今日初めて食したの
だった。
「くちこ」とはなまこの卵巣を干したものを干したもので、軽く炙り、手で
ちぎって食べるのだが、これが絶品! 淡白な中にも海の幸の豊穣な香りが
拡がるとでも申しましょうか、まさに珠玉の酒肴である。
ありがたいことに叔父がこの手のボキャブラリに長けており、塩辛を食べ
ながら「うん、いかの甘みが感じられる」とか、「えびの食感が生きている」
など、商品紹介文にそのまま使えるフレーズを連発してくれた。
家族総出でのHPづくり、どの道素人臭いページなら、こういった
「手作り感」を出すのも一手かも知れない。
ご協力下さった皆さま、ありがとうございました。