今日もTVネタで

渡る世間は鬼ばかり」、90年から隔年で放映されているTBSの
人気ドラマです。
内容についてはここで書くことも無いので省略しますが
(あえてこの場でお知りなりたいという方は、下記HPをご参照の
こと)
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/mmorita/wataoni.htm
それにしても脚本家、橋田先生の慧眼には毎回恐れ入っています。
前々回(2000年放映)シリーズの時に「これからはインターネット
だよ」と言ってたのも「マジかよ」と思いましたが、今シリーズ
では、ついに主役の泉ピン子が「携帯メール」を始めたのです!
昨日もネタにした「水戸黄門」は、「偉大なるマンネリ」と評
される通り、ファンタジーな時空間で永遠に同じエピソード、
でも許されるようですが、あいにく「渡る世間〜」は現代劇、
本質は「いじめ・いびり・いやみ」のマンネリであっても、時事
問題にもキチンと取り組んでいるのです。
(時事と言っても、間違ってもイラク問題や北朝鮮問題は出て
きませんが)
それも、現実世界から数年遅れたペースで、と言うところがミソ。
今更な「インターネット」や「メール」を題材にすることで現代
劇でありながら、時代劇のような「出がらし」感を醸す、それが
視聴者に心地よい安心感を与えているのですね。
やれドックイヤーだマウスイヤーだと、IT関係者がどれほど叫んだ
ところで、ニンゲンサマは犬でもねずみでもないから、あまり
進みすぎては誰もついてこられませんよ、と言われているような
気がしたのでした。