北陸には一店も無いのだけれど

27日(日)、地元紙の一面記事は「加賀野菜源助大根コンビニ
へ」というもの。もちろんコンビニで生野菜を売るという話
ではなく、おでんの具として採用になったとのこと。
私も食品メーカーで商品開発をやっていたので、コンビニ、
殊に最大手のセブンイレブンに商品を導入させるのがどれほど
大変なことか、実感としてよく判る。
が、記事を読むとセブン側から契約を持ちかけたとある。
コンビニも差別化に必死なのだ。
面白いのは、セブンから供給量を提示された地元農協が、
あまりの量に腰が引けてしまい、結局石川県が仲介、耕地調整
までして契約にこぎつけたというのだ。

今やスーパーを抜き、食品売上トップシェアのコンビニ(注)
と付き合ってゆくには、産官一体になって当たらねばならぬ
ということか。
逆に今まで大根を供給していた北海道では、生産者救済策を
自治体が取らねばなぬということだろうなあ。

※注 2003年度食品販売ランキング(6/24 日経MJより)
1位 セブン‐イレブン‐ジャパン 1兆7,348億円
2位 ローソン 1兆671億円
3位 イオン 8,731億円
以下ファミリーマートヨーカ堂、とコンビニが上位を占める
結果となっている