母の悩み

5日(日)は実家にお邪魔し、夕食をいただく。
先週母の代役で出席した「仔犬のしつけ教室」の申し送りなど、
メモをプリントして渡し、内容を説明した。
次回までに、犬に「待て」や「こい」などの命令を聞かせるという
「宿題」も出ているので、その教育方法についても実演(餌で
釣る)したり。
我が家のさくらさん(牝の柴犬)は、誰かれ見境無く飛びつく、
甘噛みする、この点を直さねば、と思っているのだが、しつけの
ポイントは実にシンプル。怒るのではなく、無視しなさい、と。
犬にとって「相手にされない」ことは何より辛いので、噛まれたら
「あ!」など高い声で警告を発し(相手へのサイン)、犬から
離れてしまいなさい、これを繰り返せば、いずれ「やったらダメ」
と理解しますよ、とのことである。
これを聞いた母は「私は朝あの子(犬)とじゃれるのが、何よりの
楽しみなんだけど・・・」とものすご〜く暗い顔になってしまい、
あまりの落胆ぶりに、申し訳ないと思いつつも苦笑してしまった。
「なつくあの子に背中を向けるなんて・・・そんなこと出来るかしら」
お利口だけれど愛想の無い犬、バカだけどカワイイ犬、どちらに
すべきか、母の悩みはハムレットに比するもののようだ。


ちなみに彼女に育てられた私は(どちらかといえば)、後者かな
(笑)。