新札発行

今日から1万円、5,000円、1,000円の3種の新札が発行になっ
た。偽造防止のためホログラム技術など「芸術的な作品」
小泉首相談)に仕上がったとの事、残念ながら私は未見、
初めて渡されたのが「偽の新札」だったら、見破ることは出来
ないかも知れない(そういう話が映画版の「木更津キャッツ
アイ」でもありました)と思ったりする。
しかし「続投」の福沢諭吉先生は別として、貧乏のイメージが
強い樋口一葉女史、稀代の放蕩家である野口英世氏※1と
いう人選はどうなんだろう。デフレ経済下の貧しさに耐え、なけ
なしの金は風俗で浪費して堕落せよ、との暗示を掛けている
のだ、と「日銀券は悪魔の隠し絵」を著した武田了円氏※2
なら断ずるところではなかろうか。
(そして一万円札とカードしか目にしないお金持ちは、その
サブリミナルから逃れている、というオチですね)


ところで、2千円札って私、まだ生涯3度ほどしか目にしていな
いのですが、一体どこに仕舞われているのでしょうか。
今回の新札に紛れて「私も新顔でーす」ととぼけて再デヴュー
させたほうがよかったんじゃないの?


※1 野口英世の金銭感覚
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~sirakawa/J039.htm
を参照のこと
私も中学生の頃、渡辺淳一の「遠き落日」を読んで、学級
文庫の「野口英世伝記」とのギャップの大きさに驚いたもの
です。


※2 トンデモ本の世界 と学会編 洋泉社
http://www.togakkai.com/
を参照のこと。