能登路をドライブ

今日は【いしかわや通信】取材のため能登路をドライブ。
数日前の新聞に「増穂浦でさくら貝拾い」の記事が出ており、これ
は絵的にも美しそう、と思い立ったのだった。
それに、先日TV(メレンゲの気持ちSpl)でやっていた千里浜海岸
の焼はまぐりといか団子に、大いに食欲をそそられた、ということ
もあったし。


どういう気まぐれか、前日炊いたご飯でおにぎりを作ることに。
実は私、これまでの生涯でおにぎりを握ったことって、多分3回も
無いと思うのだが(笑)、ちょうど輪島塩千俵天然塩(輪島産の
低温熟成塩)があったので、これでおにぎり作ったら美味いかも、
と思ったのだった。
焼き海苔が切れていたので韓国海苔で代用(笑)。
で、出来上がったのが、こんな「オブジェ」だった。


 


それにしても連日の暖かさよ。
昨日も快晴で蒲団が干せたし(2日連続で)、今日も正午頃に自宅
を出ると、生暖かいと思えるほど。路上の気温計は19℃であった。
北陸の12月って本来は、低く垂れ込めた雲、みぞれ交じりの雨、
そして鰤起こしと呼ばれる雷鳴が定番なんだが。
まあそんな天気だったら、間違っても海岸に貝拾いに出掛けよう
なんて思わなかっただろうけど。


メレンゲ〜」のロケではえなりかずきくんが、ポルシェボクスター
20km/hで走っていた「なぎさドライブウェイ」を気持ちよくドライブ。
が、肝心の浜茶屋が見つからない。10月の台風で飛ばされたのか、
それとも11月で営業終了したのか(たぶん後者でしょう)。
ああ、これで能登行きの目的の半分は失われてしまったよ、と
落胆するも、国道に入るところのドライブインで売っていたので一
安心。
観光地価格のはまぐりをじっくり味わい、自作のおにぎりをほうばる。
焼きたてのはまぐりが美味しいのは当然として、おにぎりも意外と
いける。今回使った輪島塩千俵って、そのまま舐めてもほのかな
甘み(旨み)を感じる、「誰が作っても美味くできちゃう魔法の塩」と
いったところだろう。


もちろんいか団子も食べ、写真を何枚かとってから出発、更に
北上する。


能登フリーク」を自認している私ではあるが、「増穂浦」を訪れる
のは実は今回が初めて。周囲にはキャンプ場やアウトドア施設も
多く、能登の観光資源としては、かなり開発が進んでいる印象を
受けた。
肝心の砂浜は、海藻類も多く漂着していて、パッと見「キレ〜」
という感じではない。
が、足元の砂をじっくり見ると、キラキラと輝いている。
ここの砂はほとんどが貝殻の砕けたもののようで、その中から
まだ割れていないさくら貝を探すわけである。
実は私、潮干狩りもしたこと無いんだけど、美しい貝を探す作業は
子供の頃、四葉のクローバー探しをしていたことを思い出させて
くれた。当時からドンくさかった私は、ひとつも見つけられた覚えが
ないけど。


波打ち際に近寄りすぎて、足元はビショビショ、帰りはスニーカーを
脱いで素足でアクセルとブレーキを踏む羽目になったのはお約束、
それにしても本当に暖かくて良かった。もし寒い日だったら今頃
くしゃみを連発、風邪を引いていたかも。


今日のドライブの写真は【いしかわや通信】にアップしました。


http://www.ishikawaya.com/tsusin_200412_noto.htm