雪だるまだらけの村

石川県白山市白峰村(旧石川郡白峰村が今年2月1日から市町村合併
で地名変更)は金沢から真南に約60km、福井との県境にあるスキー
場の町。数年前から観光と地元住民のレクリエーションを兼ねて
「雪だるま祭り」を開催している。
「さっぽろ雪祭り」のような大々的なものではなく、各民家の玄関
先、軒下に家族で雪だるまを作ろう!というアットホームなもの。
それにしても久しぶりにこんなにもたくさんの「雪」を目の前にし
て、ちょっと圧倒される。というのも私、高校卒業以来スキーをや
っていないので、身の丈以上積もる雪に馴染みが無かったりするの
である。1Fのガラス窓には雪害を防ぐ板が打ち付けてあったり、屋
根の雪下ろし用の脚立が必需品だったり、豪雪地帯に住むハードさ
とは、無縁の生活だものなあ。おまけに今年はまだ一度も雪かきを
していないし・・・。

各家庭で趣向を凝らした雪だるまは見ているだけも結構楽しいもの。
地元の方も、お隣、ご近所の雪像の出来を見回りながら、手直しし
たり数を増やしたり、楽しそうに競争しているように見える。

が、何ともマニアックな雪像を発見!

こ、これはリアルロボットアニメの金字塔、「装甲騎兵ボトムズ
(1983年)の主人公メカ「スコープドック(しかもレッドショルダー)」
ではないか!
隣にはもう少しメジャーな「機動戦士ガンダム」の「シャア専用
ク」もあるし、ここの家には私と同年代の男性が住んでいるのか?
こんなあからさまな形で自らの趣味をカミングアウトして、ご近所
との関係は大丈夫か?と要らぬ心配をしてしまうのであった。
(そういう私も自分の日記で「仮面ライダー響鬼」の話を書いたり
しているのだが)

何にしても、予想以上に楽しめてしまった。
近々のうち、ライトアップする夜に再訪してみようと思っている。