ものを書くということ

もともと作文とかが得意だったわけではない。いや大半の人同様、かなり
嫌いだったのではと思う。
小学校の頃、大体最後は「楽しかったです」で終わり。すると先生から
「何が楽しかったのですか」と赤字で書かれてばかりいたように憶えている。
初めて人に文章を読んでもらう、ということを意識したのは、多分大学時代
サークル(放送研究会というヘンな団体)で機関誌に書いたエッセイ的駄文
だったと思う。「わりと評判良かったね」と言われ、「そう?」とうれしさ
を隠し切ずにニヤけたところ、「でもあれは○○が面白いからね」。
そう、ユニークなサークルの中でも突き抜けてユニークな○○さんのことを
書けば、誰だって面白い文章を書けてしまう、という事だったのだ。
社会人になってからも、社内報に寄稿する機会があったりしたが、面白く
書こうとするのではなく、面白いことを書けばいい、という発見(?)が
あったおかげで、あまり苦にすることなく寄稿することができた。
今もって、自分の文章はあまり上手くないなあと思うが、「書くことが苦に
ならない」こと自体、ひとつの能力ではなかろうか?
今回独立して「webショップを作り、メルマガを書いて商売しよう!」と
決意したのは、この「能力」を信じて、なのである。