全国区の石川ニュース

ここ1、2日、石川県の話題が全国ニュースにたびたび取り上げられ
ていた。


ひとつは昨日の「高校サッカー星稜高校ベスト4」進出。
もうひとつは「ヤンキース松井 故郷で野球教室」と「松井津波
災地へ5,000万円」。
さらに今日になってYAHOO!のトピックに「美川ケンイチ看板消え
ず」という、地元民以外わけの判らないタイトルがあって苦笑。


「松井地元で野球教室」は全国では、ニュースのたび30秒程度の画
像が(それも決まって初球空振りと、中学生にプロポーズされたシー
ン)流れただけだったが、現場では当然他にもあれこれやっている。
昨夜たまたま夜更かしをしていたら、地元のTV局でその一部始終を
放映しており、スポーツニュースのフレーム外では、地元町長や後
援会長などの挨拶を神妙な表情で聞き、間延びした女性司会とのや
りとりなど「プロの仕事を淡々とこなす」松井氏が見られたりした。


最後の「美川ケンイチ看板」とは何か。
これは、北陸自動車道小松〜美川間を走った事のある人間なら必ず
「はて」と思ったはずの大看板のこと。

これは石川県にある「美川町」が、かつて県庁が置かれていたこと、
それに町長の遊び心(オヤジギャグともいうが)で「美川 県一の
町」という大看板を設置したものの、今年2月に町村合併で同町名
が消えてしまう(白山市になる)のでそれをどうする、という話。
結局「美川町」は消滅しても「美川 県一の町」看板は残ることが
決まり、歌手の「美川憲一」(長野県出身)が、「美川町という名
がなくなるのは寂しいけれど、看板が残るのはうれしいわぁ〜。こ
れも町長と町のみなさんのおかげ!」という声明を発表したという、
かなりどうでもよいニュース。


【いしかわや】として見逃せないのは、「美川町」が当店でもっと
も売れている商品、「ふぐの子(卵巣)糠漬」という究極の珍味を
つくっている土地であるということ。


猛毒のふぐの卵巣を半年塩漬けにし、さらに2〜3年糠に漬けること
で、食用となる「ふぐの子糠漬」、なぜ毒が消えるのか判らないけ
ど、とりあえず石川県でだけ生産を許可されているという逸品なの
だ。


そんなわけで、ふぐの子糠漬の紹介ページはこちら。
http://www.ishikawaya.com/shohin_sakana_fugunoko.htm


市町村合併といえば、その松井選手の出身「根上(ねあがり)町」
も同じタイミングで「能美市」となる。

新市名を選定の際、「ゴジラ市」という名前も大真面目に検討され
た、というのも石川のトリビア